明治憲法には、内閣総理大臣の規定はありませんでした。 これに対して、日本国憲法には「内閣総理大臣」の権能の定めが多く存します。 1 内閣総理大臣の地位憲法67条は、内閣総理大臣は、国会議員の中から国会で指名するとされています。次の①または②の場合には、衆議院の議 …

憲法統治の主要論点50 内閣総理大臣 続きを読む »

芦辺憲法は、世界で最も読まれている日本国憲法の教科書といって間違いありません。この芦辺憲法で、予備試験が戦えるかどうか、検証したいと思います。 そこそこ難しかった令和3年の予備試験の短答式試験の憲法ですが、今回の検証は、これを解くのに必要な記述が、芦辺憲法にある …

予備試験短答憲法、芦辺憲法で十分いける説を検証 続きを読む »

令和3年6月23日、例外を認めない夫婦同姓婚制度の合憲性が争われた事件について、最高裁判所大法廷決定がなされました。 夫婦同性婚の合憲性については、平成27年最高裁大法廷判決が先例でした。結論として、今回の大法廷決定も、判例を踏襲しました。 平成27年最判では、 …

夫婦別姓 令和3年6月23日夫婦同姓合憲大法廷決定 続きを読む »

憲法50条及び51条は、国会議員の特権として、不逮捕特権と発言等の免責特権について規定しています。 不逮捕特権は、短答試験必須の知識です。国務大臣に対する訴追について内閣総理大臣の同意を要すると定める憲法75条の規定との対比で要件効果を覚えましょう。 発言の免責 …

憲法統治の主要論点50 国会議員の特権 続きを読む »

司法試験レベルの憲法では、司法権の定義を理解し当てはめできることだけでなく、その理由付けにあたって、三権分立の観点から司法権の限界を論じることができるかがポイントです。全体構造の理解において、最高裁判所の立場を知る上で、主要な判例を理解している必要があることは当然です。